昔、和水町で行われていた「もぐら打ち」を行いました。
「13日のもぐら打ちー!15日のどんどや!」と声を合わせて、皆でそろって地面を打ちます。
昔、和水町で行われていた「もぐら打ち」を地域の子供たちが参加して行いました。「もぐら打ち」とは小正月の頃に、無病息災、五穀豊穣を願って、子供たちが藁を束ねて作ったもぐら打ちの棒を持って田んぼや近隣の家を回る地域の伝統行事です。元来は田畑を荒らすもぐらの害を防ぐために行われていた作業が、五穀豊穣や家内安全を祈る儀式となったものです。
花の香酒造のあるここ和水町西吉地(旧三加和町)では「13日のもぐら打ちー!15日のどんどや!」と大きく声を上げながら皆でそろって地面を打ちます。そして、もぐら打ちのお礼として子供たちは祈願で回った家の方々からにお菓子をいただきます。
もぐら打ち終了後は、田地を荒らすもぐらを追い払い、成木に多くの実がなるようにと願い 、折った「もぐら打ちの棒」を折って、柿の木に掛けます。朝に行う集落もあります。そして、使用したもぐら打ちの棒は、どんどやの時に燃やします。